ピアノ教室でも使われている心理学「返報性の法則」

「返報性の法則」という言葉を、ご存知でしょうか?

 

これは、難しい言葉のように感じますが、よく日常であなたも体験していることです。返報性の法則とは、「相手から何かをあたえられると、こちらも何かお返しをしたくなる」というものです。

友達から、何かプレゼントをもらったら、次の友達の誕生日には、何かあげよう!っていう気持ちになりますよね。プレゼントなど物でなくても、同じようにお返しをしたくなります。例えば、「親切」。

 

例えばあなたがテレビの買い換えを考えていたとします。あまりテレビに詳しくないあなたは、「最近のテレビはどんなものが売れているのか、今日はほんの下見のつもり」という気持ちで電器量販店をたずねました。

すると対応してくれた販売スタッフがとても親切でした。プラズマテレビと液晶テレビの違いをわかりやすく説明してくれたり、こちらの疑問や要望にも丁寧に答えてくれたり。

 

たぶん、あなたは、こう思うはずです。

「この販売員の方はわざわざ時間を使って、自分のために一生懸命いろんな説明をしてくれた。おかげで今どきのテレビのことがよくわかったわ。今日は下見のつもりだったけど、何だかこのまま買わずに帰るのは悪いな」

このような心理が働きます。そして、あなたは、親切にしてくれたそのスタッフから、テレビを購入することになります。テレビについての貴重な情報をもらったので「恩返しがしたい」と思い、そのスタッフからテレビを購入したわけです。

 

あなたがピアノ教室でしている「体験レッスン」も同じ仕組みです。普通の人であれば、親切にされると何かお返しがしたいと思いますので、体験レッスンにくれば、大抵の場合、入会する形になります。

重要なことは、まず自分から人に親切にすることです。受け取ることばかり考えている人に、何かを与えてくれる人などいません。

自分から、相手に提供することによって、それがいつか自分に帰ってきます。

 

いやらしい話ですが、僕はこの「返報性の法則」という心理学を理論として勉強しましたので、ブログにも応用しています。例えば、自分にコメントを書いてもらいたければ、誰か他人のブログにコメントを書く。貴重な情報を知りたければ、まず自分から役に立つ情報をブログに書く。自分が楽しい生活を送りたければ、まずまわりの人を楽しませる。

 

自然にまわりの人に与えられるのが理想です。でも、僕もそうでしたが、人間は欲深いので与えることよりも、自分が求めることのほうが先になるほうが普通です。そんな場合、理論として理解して、まず与えることを実践してみましょう。そうすると、自分に帰ってくることが体感できるはずです。

 

中には、貴重な時間・情報を受け取りっぱなしの人間もいます(笑

そのときは、その人を選んだ自分が悪かったと理解してください。どのような人間と付き合っていくかを見極める能力も必要です。

ピアノ教室でも使われている心理学「返報性の法則」” に対して3件のコメントがあります。

  1. 西尾純平 より:

    受けるよりも与える方が幸いである

    ということですよね。なるほど!体験レッスンで実践してみますね。

    ありがとうございました。

    1. pianohp より:

      西尾さん、こんにちは。
      コメントありがとうございます。
      自然に実践していると思いますが、さらにサービスアップできるように
      返報性の法則を意識してみてくださいね。

      いつも、メールやコメントありがとうございます^^

  2. ピンバック: 悪用厳禁!心理学を応用した販売テクニック | 心理学マニア

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